ココロ磨き24時
- 12Lessons -

<人生を全肯定する>

「この仕事、ダメ!もう辞める!
こんな情けない姿、人に見せたくない!こんなの本当の私じゃない!!」

純子さんにとっては、3度目のことでした。

「もう今までのことは全部なし!今度こそ私が輝ける仕事なんだから!」

純子さんは新たな気持ちで、新しい仕事をがんばろうと思っていました。

…ですが、3か月も経つと、また今までと同じような気持ちが
モクモクと湧きあがってきていました。

「こんなみじめなの、私じゃない!」と。

仕事が自分の思うように進まず、周りに迷惑をかけたり、
上司に厳しいことを言われ続けたりの毎日だったのです。これも今までと同じでした。

「もう辞めようかな…」と友達に話していると、一冊の本を貸してくれました。

そこには

「周りや自分を否定すれば、否定が返ってきます。
肯定すれば、肯定が返ってきます」

と書いてありました。

純子さんには、心に突き刺さるような言葉に感じました。

その友達に聞いて、本の著者が講師をしている勉強会に行きました。

質問コーナーで、気になっていることを質問しました。

すると、
「理想を持つことは素晴らしいことですが、
どう理想を持つかがとても大事なのです」

というお話をされました。

また、講師とのやりとりの中で、自然に、自分自身と向き合うことができました。

そして「私自身が、自分の理想通りの自分じゃなきゃダメだと思ってたんだ。
それで、そうなれない自分のことを否定してたんだ。
自分で自分のことをいじめてたんだ!」と気づけたのです。

「…私、今までの人生こればっかりでした。全然、ダメダメですね」

「そんなことはありませんよ。今までのことがあったから、
そういう、自分が苦しむような思い込みというか、
固定観念を持っていることに気づけたのですから。
そんな思い込みや固定観念のことを
価値観と呼んでいますが、
その価値観を手放すチャンスをくれた、
とも言えますね。
すべてのことは、ギフトなのですよ」

「すべてのことは、ギフト」という言葉に、純子さんは衝撃を受けました。
過去のすべてが癒されていくようなあたたかさを感じたのです。

そして、まるで、今まで自分の中で眠っていたエネルギーが
すべて目を覚ましたかのように、
体じゅうに新鮮なエネルギーがみなぎってくるのを感じました。

その感覚をもっと味わいたいと思って、学び始めました。

そして学んだことを試せば試すほど、
あれほど嫌でしょうがなかった仕事や自分自身のことが、嫌ではなくなってきました。

それどころか、楽しいと思えるようになってきました。
自分自身のことも「いいじゃない♪」と思えるようになってきました。

「今日はどんなことがあるかな?今の仕事をずっと続けていきたいな…」
いつのまにか、ワクワクしながら、会社へ向かえる純子さんになっていました。


現状が自分の思うようにいかなくて、新しいことにチャレンジするという時、
「今の自分自身や現状を否定して、新しいことに向かう」ということはありませんか?

何を隠そう、私自身がそうでした。
「仕事がうまくいかない…この仕事は自分には合ってないんだ。
次の仕事でがんばろう」

「好きな人に告白して振られた。
今回はダメでした。このことは忘れて次に行こう!」

「これのどこがいけないの?」
「前向きでいいじゃない?」
そう思って下さる方もいらっしゃるかもしれません。

はい、自分でも前向きに頑張っているつもりでした。

でも、何度新たな気持ちでやり直しても、同じことの繰り返しでした。

その当時は、何がいけないのか、全然わかりませんでした。
でも、今振り返ると、確かにうまくいかないよな、と思えるようになりました。

なぜうまくいかなかったかというと、「うまくいかなかったこと」に目を向けずに、
つまり、否定したまま次にチャレンジしていたからです。

ガーデニングに例えると、雑草が生えてるから上から刈ろう、と刈って
新しいお花や緑を植えるけれども、雑草の根っこはそのままだから、
やっぱりまた生えてくる、という。

それでまた思うようにいかないとなって、イヤになって辞める…
それを何度も繰り返している、というようなものだったのです。

ではどうすればよかったかというと
雑草を根っこから取り除いてから、新しいのを植えればよかったのです。

根っこを取り除くとはどういうことかというと
取り除くには、土を丁寧に掘り返していくことが必要ですよね。

それと同じで、自分自身を丁寧に掘り下げていって
「こういう先入観や固定観念(価値観)を持ってたんだ」と見つけ出すことです。

見つけ出すことができれば、根っこを見つけた時「あ、だからこの雑草が生えてたのね」と
はっきりとわかるのと同じで「この価値観を持ってたからこういう感情がわいてきたのね、
こういう体験をすることになったわけね」と腑に落ちるのです。

「あぁ、この体験も全部自分が創りだしてたんだ」と肯定できる瞬間だと言えます。
絶対的な安心感や幸福感を感じられる瞬間です。

そうして初めて、その価値観を手放すことができます。
ちょっとカタイ言い方をすると「肯定できたことで、
自分のコントロール下に置けるようになったから」とも言えます。

肯定して手放すことができれば、
2度と同じことで悩まされることはなくなると言えます。


根っこを抜きとったらその根っこから雑草は生えないのと同じです。

全肯定することには、こんな力があるのです。

※このセッションのまとめ

うまくいかない時は、しっかり向き合って全肯定する。
それができると、絶対的な安心感や幸福感を実感できる。

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